SRCシナリオ感想 -『スパロボＧＯＣ』 ９話感想-

SRCシナリオ感想 -『スパロボＧＯＣ』　９話感想-

ようやくクロスオーバーが本格的になってきたＧＯＣ。
やっぱり主役が集まるってのはいいですね！

・導入部
オープニングはゼロ＠ルルーシュからスタート。
大分前にゼロの中身がルルなのかＣＣなのか分からないと書いたけど、今回にて同じ体を２人で共有だということが発覚。
子供のゲームソフトみたいなものですね。プレイ権はほぼＣＣにあるみたいですが。
そしてルルーシュの能力が発動したところでシナリオスタート。ようやくいつものアレです。
前回保護したニアに学校を見せて回るシモン。そこにＳＭＳメンバーが加わったりするのですが…
どーでもいいですけどニアと聞くと刹那の天敵な気がしてしまいます。
また前回映画撮影で一挙に有名になったランカは学校には来ていない模様。
さらにアルトはシェリルの護衛のためにアザディスタンへと移動。
さらにさらにソレスタルビーイングがそれに介入する事となり…ソレスタといえばヤツということで、00原作12話のように戦闘スタート。
なお、些細なことですがソレスタ周りのことを後ほど考察。

・お詫び
いきなりお詫びで申し訳ないのですが、前にシーリン無理して出さないほうがいいのでは？と意見したのは私でした。
が、この扱いならシーリンで問題無かったように思います。(´・ω・)
この場を借りてお詫びいたします。

・戦闘パート前半
センチネルのＢＧＭを背景に刹那ＶＳサーシェス一回目。
アレルヤにも続き刹那にもボス補正がかかり、更に必殺技のＧＮブレイドも追加されたエクシア。
ソードよりもブレイドの方の攻撃力を上げる方法もあったか…！
が、いかんせん命中率が酷い。
その上エクシアは空中戦が苦手で、サーシェスの攻撃を切り払い以外での回避も困難と踏んだり蹴ったりの刹那。
とりあえず２Ｐ武器のバルカンを誘発させつつダガーで反撃を繰り返し、次のパートへ進みます。

・戦闘パート後半
00の戦闘から今度はクロスオーバーの戦闘へ。
ゼロ＠ルルーシュとアルト、それに刹那でアザディスタンを守ります。
途中でミシェルに引きつられてランカが登場。あーなるほど、コレが見せたかった演出なんですね。
気合入れすぎです…！
さらにルルですが、これはマクロスＦや00の無茶な部分を埋める見事な配役だと思いました。
ライター視点だと、なるほど！ と思えるシーンですね。
が、プレイヤー視点だと戦力として全く役にたたねぇルル。
とりあえずＣＣにゲッターチェンジしてもらえないでしょうか？
とはいえ改造済みのアルトと、ボス補正のかかった刹那が居るので戦闘はあまり辛くありません。
特に刹那の『ＧＮブレイド』は高攻撃力高ＣＴ率と軽くザコを一撃で倒してくれるので、一行動一殺の活躍を見せてくれます。
00シリーズはグレー系で微妙とか思っていたのですが、当たれば強いです、ホント。
ちなみにゼロの広域サポートは罠。
範囲内に刹那とアルトを入れると、確実にルルの方が狙われてしまいます。サーシェスにＧＮブレードを当てたいときだけ使うべし！
というわけで最後は刹那の熱血ブレードでサーシェスのヒゲをそり落として戦闘終了。
クリアイベントではランカがアルトにハッピーバスデーを告げていきます。厚遇されてるなぁ

・エピローグ
00原作13話のそのまま再現。ラサのこと、ランカのおかげですっかり忘れてましたよ（ぉぃ
ブリタニアがアザディスタンに介入してきているのにスゲェ違和感を感じたのですが、これは多分コーラサワーのせいでしょう。
原作通りマリナに一言『戦え』と告げて去る刹那。さらに手を出せずに歯を食いしばるハム。彼らの対決はまだ先のことのようです。
そして場面は移ってブリタニアの総督府へ。
コーネリアがコーラサワーに見えてしまうのも、ヤツのせいでしょう。
議題にはティエリアにぬっころされてしまった彼の話が出てきました。
そして更にでっちあげという形で彼が槍玉に上がりそうです。
ハム、ちょっと止めてやれよとか思いましたが、00の流れを断ち切るわけにも行かない苦汁の決断を感じます。

・まとめ
今回はクロスオーバー多数で、前編後編仕様、さらに主軸３作品の主人公が一同に会し、更にそれをランカが食ってしまうなど盛りだくさん回でした。
演出も相まり、個人的には３話と同率、もしくはそれ以上の出来と感じます。
３話といえば、これまたアルト初参戦の回でしたよね。
本人否定するかもしれませんが、氏の作風だと。（バジュラ一回しか出てきませんが）マクロスF回が一番面白いと自分は思います。
しかしマクロスFは良く考えると９話までに結構出てきており、６話では入隊試験、８話の映画話など、むしろアルトが主軸となって進むＧＯＣ。
心理描写なども行われており、アルトが活躍する回が殆どなのに何故３話と９話が映えて見えるのか？
いろいろ考察してみたところ、以下の結論に達しました。

グレンラガンが居なかった。
こいつらデウス・エクス・マキナすぎる……orz

あと誤字報告です。
>>撃っていいのは、打たれる覚悟のあるやつだけだと！

・どうでもいいＧＯＣにおける00考察

今回プレイした中で、少し疑問に思ったのが↓
・誰がアザディスタンに太陽光発電システムを導入したのか？
という点です。

原作では石油の輸出制限をくらい、貧困の淵に落とされたアザディスタンは更に太陽光発電システム導入を(も)めぐって争いが続いていました。
そこに目をつけたアレハンドロが太陽光発電システムの導入の話を持ちかけ、国連からの技術支援を与えたのが原作の流れ。
あってるかどうかは分かりませんが、自分はアレハンドロは連邦樹立のため、太陽光発電支援とサーシェスを使った自作自演で紛争を激化させ、
そこにソレスタを介入させることにより、彼らという共通の敵のために３国の意志を統一に向けるよう仕向けたのが原作12・13話だと思っております。
同様の流れでＧＯＣ８話ではアザディスタンには無かった太陽光発電設備が、９話では既にある程度形になり、その上でサーシェスの攻撃を受けいます。
しかしＧＯＣでは国連は存在するようですがアレハンドロは存在せず、目下ラスボス候補のブリタニア王も連邦という形の世界統一を考えてるような描写もありません。
では、一体誰が、どのような目的で太陽光発電設備をアザディスタンに導入したのか？
今回の質問はコレです。
が、自分は毎回の如く作者氏に超細かいポイントで質問をしている身。
そろそろ自分の力で考えることも必要なのでは……とも思い、今回は自力で考察してみました。
これは自分ひとりのうがった考え方な上、本当にどうでもいい事なので、それでもいいよという方のみ読み進めてください。

考察
・誰がアザディスタンに太陽光発電システムを導入したのか？
まずはＧＯＣにおけるアザディスタンの情報から整理する。
アザディスタンのことが具体的に語られるのは、マリナの登場する８話から。
彼女の言を借りれば、
・アザディスタンは改革派と保守派に別れ、国内は乱れている
・生活が悪くなったのは太陽光発電システムが出来たからであり、保守派はそれを良くないと思っている
・それを元にしたソレスタの介入が怖い
とのこと。概ね原作の通りだ。
またＧＯＣオリジナルの設定として、

Talk マリナ
サクラダイトの輸出規制を受けた経済を;立て直すためには、太陽光発電システムが必要……
Talk 刹那
それで、ブリタニアが一番手を焼いている;日本に来たわけか
Talk マリナ
そうよ。;映画制作も、治安悪化を解消するための一つの手
素晴らしい映画を見てもらえれば、;テロなんてする気が起きなくなると思うの
End

という掛け合いが見られる。
ここで疑問に感じるのが、何故アザディスタンで製作しなかったのか？ 何故日本向けの映画なのか？
という点だが、自分はマリナ姫はスポンサーの一部を担当しているだけで、８話の時の映画はアザディスタン向けの映画を作るつもりではなかったと推測。
ただ、一番治安の悪い日本の治安を改善できるかどうかをモデルケースに、次回作として今度はアザディスタン用の映画を作ろうとしたのではないでしょうか。
ここでポイントとなるのは、原作と比べアザディスタンは余裕のある国であるということである。
一見遠回りな気もするこの映画制作ですが、城を攻めるには外堀から。それだけ余裕があるということの裏返しと見受けました。

その前提での９話なのですが、ここでのマリナの言では、
・受信アンテナも破壊され、国連の技術者たちも撤退、さらにソレスタに介入された。
とあるように、既に受信アンテナが出来、それも攻撃され、さらにソレスタはもう介入していたのだった！
つまり、あの時の会議トレミーは作戦開始前ではなく第二段階での会議だったようだ。
なお、『国連』というキーワードが出てきますが、wiki見る限りではギアスに国連はなさそうですので、ここは00基準の国連と判断。
が、植民地構想を打ち立てているブリタニアが国連に加わっているかどうかというと……と思いましたので、ここではブリタニアの気質から国連には参加せず、00ほどの権限も持っていない機関と考えます。
つまり、その仮定だと国連にはアレハンドロに代わる者、それどころかアレハンドロ本人がいようともその野望をもてるだけの力が無いということになります。

アレハンドロ『というわけで、連邦を樹立しなければならないと思うのです。』
ブリタニア王『へぇそう。』

こんな感じで。

ではアレハンドロ以外で誰が何の目的でアザディスタンに太陽光発電設備を導入したのか？
ここでは消去法を使って考えてみたいと思います
①ブリタニア
まず一番考えにくいのがこの選択肢。アザディスタンが植民地ならともかく、この時点ではれっきとした独立国家ですので。
マリナ姫『というわけで、太陽光発電システムを導入して欲しいのです。』
ブリタニア王『へぇそう。』
②中華連邦
今のところスミルノフ少佐と超兵ソーマしか確認できませんが、超兵計画や脳量子波がある時点で00の人革連と同様と見て問題ないかと。
よって原作通り却下。
③京都
ＳＭＳのスポンサーであり、その一員であるアルトを間接的にアザディスタンへ送り込み、
またフォールド機関を持ち出してまでミシェルとランカを戦場に送り出したので、これが太陽光発電設備護衛の意図込みだとしたら一番怪しい。
が、彼らはブリタニアに対抗する秘密結社。紛争解決のためとは言えアザディスタンへ資金提供をするかと思うと……少し説得力に欠ける。

今のところ人間勢力の主だった組織はコレくらいなのですが、どれも当てはまりそうにありません。
そもそも、アレハンドロのような者でもない限りアザディスタンに支援して得する者が居ないのが問題です。
では逆説的に考えて見ましょう。
ＧＯＣの世界でアザディスタンが支援されて一番得するのは誰なのか？
答えは簡単、マリナ姫です。
そんなことは分かりきってるのですが、事実は事実、この点から目を背けるべきではありません。
しかし貧乏姫とあだ名される彼女にそれが出来るのかといえば……出来ないから原作ではアレハンドロを頼ったわけです。
が、しつこいようですが今作では国連に力が無い。
ならば誰が設備導入の資金を出すのか……？
ここで僕は決定的証拠を入手しました（ぉ
前述の刹那との会話なのですが、

Talk マリナ
サクラダイトの輸出規制を受けた経済を;立て直すためには、太陽光発電システムが必要……

マリナはサクラダイトの輸出規制を受けたと言っておりますが、
アザディスタンの虎の子『石油』の輸出規制はかけられたとは一言も言っておりません。
そもそも上述のように国連があまり権力を持たないＧＯＣの世界、規制もどこまでの規制かも分かりません。
前述で『経済の建て直しには太陽光発電システムは必須』という文章がありますが、現代でもアメリカや日本は経済の建て直しは必須事項ですが生活水準は高めですし、
其処から考えて『生活が悪くなった』というのは、外食できるのが週二日から週１日になった程度なのではないでしょうか？
さらに一話でルルーシュが新宿に行く際、あからさまに内燃機関搭載のバイクのエンジン音まで聞こえてくるではありませんか！
これはＧＯＣの世界ではまだまだ石油が力を持っている証拠！
原作に捕らわれた目で見てはいけませんね。
ちょっと余裕がアルどころではありません……貧乏姫は超セレブだったのです！

結論
自力で導入した

……ダメですね、すみません……(・ω・`)