ＳＲＣシナリオ感想 三千年戦争シリーズ ～フォシーレバラーダ～

またまた感想で日記を繋がせてもらいます。

三千年戦争シリーズ　～フォシーレバラーダ～

重厚な設定と超王道展開。王道…超王道！

騎士を目指す、純粋な少年の成長物語。

１話～２話
鍛冶屋の道に惰性を感じていた少年ルースが、伝説の剣聖と邂逅を果たし、
その剣聖に弟子入りするための仮定でヒロインとボーイミーツガールな話。
導入部ということで、固有用語を少しずつ散りばめる程度に押さえ、キャラの動きを押し出した感じ。
なのですが、描写がとんでもなく丁寧です。面倒くさがらず、一つ一つしっかりこなしてあるおかげで、
キャラ描写は当然のこと、世界観に関して置いてきぼりになることはありませんでした。
そしてなんといってもファンタジー王道展開。設定が深そうなところも含め、大作を作る気満々な熱意が伝わってきます。
ぉぉ……熱い風を感じるｗ
また描写マップを進入禁止区画で区切っての人形劇も好印象ですね。てかこんな使い方もあったのか…（汗
戦闘自体は盾能力や装備に頼れ、序盤ということもあり、難なくこなすことが出来ました。
てかバトーダさんはともかく、ヒロイン強すぎ……ルースが立場なくね？
余談
魔法の名前から察しただけだけど、作者氏、スタオーとかヴァルプロが好きなのでしょうか？
だとしたら同士と呼ばせてくれ！

３話
騎士の道のりの第一歩として神官の護衛をすることになったルース君。
うん腐ってる。バッチリ腐ってるよ神官。人間は腐ったみかんじゃないらしいですが、腐った神官は例外のようです。しかも腐っても神官なのでそれなりに強いのも困る。バトーダさんがキレるのも無理は無いか。
そして習得するはエフェクティブ。ラギス→ルースの順で覚えるのですが、ラギスのがかなーりつおいｗ
一歩差をつけられたのはルースも実感しているようで、これがこの先の成長に一役買うんだろうなーとか思ってたら……アーッ！な展開に！？……なりませんでした。妹さんでしたね
余談
ここで初めて気力がＭＰになっていることに気付く。Ｇジェネ式か！？それもＦ以前の…！
クセを掴むのがちょっと難しいです。今は問題ないけど、このシステムをフル活用する回とかあったら鬼門（汗
しかしこのテンションシステムは実に凄い。何が凄いかって？テンションの場所により、表情が変わるところまで再現してあることですよ！
気力とは別リソースを使い、このシステムをパク……参考にしようかなと思ったのは秘密です

４話
ハイパーボーイミーツガール、つーかマジでまっつぐだなルース君の回。
魔王→偵察部隊→覗き魔→ふーちゃん。ネロスはん、クラスチェンジが激しいぜ
低血圧の兄貴と、激しく起こす妹に某ＴＯＤのスタンを思い出したけど…オマージュ？
っていうか、ルース泣くな（笑
ちなみに壁をすり抜ける魔法…これ何気に凄くないですか？通り抜けフープと同じレベルですよ？ゼノビアさん２２世紀でも通じますよ？
それと斬鉄剣って、中の下程度なのか。今まで最高位レベルだと思ってきたのに…やはりこんにゃくが切れないんじゃダメなのか(´・ω・`)
場面は故郷に戻ってルクさんと親父さんの邂逅……って親父さんピンチじゃね！？利用させてもらうとかなんとか言われてるし！…とか思ったけど逆に心が通じてしまったらしい。まさに鉄の絆。
つーか魔王がやたらフレンドリーなのに驚き。一方のピルチスはルースとフラグまで立ててしまってるし…
恐らく、これらの出会いも後の伏線なのでしょう。魚住さん、要チェックやでっ！
そして開かれるエライ人の生誕祭。ここでボーイミーツガールな予感だ。
流石はラギス×セリス。ごめんなさい、この２人主人公ｓより好きかも（汗
さてついに運命の邂逅を果たした二人。
お約束どおり祭りを闊歩し、お約束どおり高台に二人っきりになり、お約束どおり妹に刺され…ってあれ？
さておき、やっぱりお約束どおりの横槍が入って戦闘スタート。
つーかヒロイン強いな；このガチムチ度は異常。
階級格差の前にこの如何ともし難い実力の差を、少しは埋めてからかかって来やがれって感じです
しかしどーでもいいけど、ガタイのセリフがムダに渋い。
またどうやら魔王軍も一枚岩ではない模様。うーむ。
でもバドーダさんの家に神官ってヤバイんじゃない？シンの前にカガリ、ベジータの前にカカロットくらいのレベルで…
と思ったら、やっぱり空気マズくなっちゃった。
とりあえず神殿騎士になって株を上げろっ！とエールを送ってみる。
バグ？
特殊能力一覧から防御結界の説明が見れなかったような…？
しかし階級格差に、神殿騎士に、武闘会に……この辺の流れがサモンナイトのシャムロックに似てるような気がします

５話
神殿騎士を目指し、武闘会へと意気込むルースのお話。
しかし魔王軍が本当にフレンドリーだ。ピルチスがヒロイン。ルクさんがルークの代わりに鍛冶屋。ふーちゃんはふーちゃんに永久就職。
なんか和むなぁ。こんなに見てて安心できるシナリオは久しぶりだ。
そして始まる武闘会。一回戦は……まさかのカイユ様（汗　えー！？いいのこれ！？
ちなみに知らない人は料理で死にそうになるってルースどんだけひ弱よ、と思うかもしれないが、破魔八陣は食らったら２週間で老化して確実に死ねる奥義です。
耐えたら地球人最強クラスのタフネスを秘めているのは周知の事実である。
つーか懐かしいな、中華一番ｗ
さらに二回戦目がフルアーマーだった。もう展開が読めないyo!
そして習得した念願の奥義・斬鉄剣！
多分ルースのデフォエフェクティブを想定して組まれたであろうデータは、強力かつバランスを壊さず世界観に超マッチ！
斬鉄とカウンターでルースのキャラが確立しましたね！
二刀流（他意はありません）のラギスと合わせても実にいいコンビだ。
これでやっとヒロインとステータスが並んだ…かも
しかしその後の展開で、ヒロインの一人走りに。熱意があるからこそ見えなくなる…といった感じにルースも憂い気味。
しつこく神殿騎士になって株を上げろっ！とエールを送ってみる。
余談
個人的に…ルース対ラギスが見たかったなぁ…とか。でもこれ、後であるかも…とか思うと期待大デス（無茶要求
後、合体攻撃もそのまま残しておいて欲しかった・・

まとめ
処女作ということで、諸所に荒削りな部分が現れているのですが、その荒削りさが豪快さに繋がり、
何というか、独特の熱意が伝わってくる作品でした。
ちなみに荒削り＝完成度が低いというわけではなく、むしろ随所で光る演出などとても処女作とは思えない。ちょっとショックorz
気になる部分といえば、随所に散りばめた漫才が、元ネタを知らないと分かりにくいところがある…という感じでしょうか？
まぁこの辺は個人の好みですね。ちなみに自分が一番笑わせてもらってるのはバトーダさんですね。
狙った感じじゃなく、シリアスな中に「ポッ」とツボに入れてくれる感じが好きですｗ
後もう一つ、まだ確たる敵が出てきてないことも気になります。
恐らく魔王様か腐敗神官が候補なのでしょうが……しかし現段階ではルースの成長物語のみに焦点を当てるところなので邪推は無しという事で。
てかシナリオ自体の背景設定が滅茶苦茶深そうなので、この段階であれこれ推測するのが勿体無いって感じです。
……決してバトーダさんが越えなくてはならない壁になるんだろうな、とか邪推なんかしてないです、ハイ。
これからどう転がるかが興味大ですねー。
しかし市販のＲＰＧ並に隅々まで考察された世界観なので、逆に作者さん息切れがしないだろうか…
ということがちょっと気がかりかも…です。これからも追いかけていく気なので、ここは是非頑張ってほしいですっ
長くなりましたが、頑張ってください！というメッセで締めさせてもらいます～
それではｗ