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SRCシナリオの感想です
~ Life 感想 1~2話 ~
「誰が為に世界は廻る」で有名な、ボルさんの公開されているオリ等身大のシナリオ。
誰が為~の方は未プレイですががが
全体的な完成度が非常に高かったのが印象的です。
3~4話は現在プレイ中。折を見て続きを書こうか、と
Life 感想 1~2話
プロローグ
謎の組織(?)から逃げ出すヒロイン・ティアと、村の自警団の少年・シュウが出会うところからスタート。
モンスターの襲撃を受け、ヒロインの盾になるべくシュウが前に立ち、その後それを看過できないティアが加わり戦闘は終了。
と、かなり王道な展開なんですが、人物の描写が凄く丁寧だな~と思いました。
キャラのノリに頼るわけでもなく、その設定をツラツラ語るでもなく、何というか自然に表現できている感じで。
ただ父ちゃんが凄いことになってますけどねw
お持ち帰りされたヒロインが、鍛冶屋の代わりもやりますよ~ってところでプロローグ終了。
これは次の展開が気になってきますね~
1話
最近頻繁に出るようになったらしい魔物を退治する話。
友人カイと、村長の息子ウォレスを仲間に加え、戦闘スタート。
設定解説は魔物と魔王の発生くらいにとどまり、黒幕っぽいのが少し出てきたりと、
導入部としては最低限の表現で分かりやすい。
で、その戦闘なんですが、これが面白いです。絶妙なバランスですよ、ホント!
難易度的には難しい方だと思いますが、敵の能力をしっかり把握して、こちらの行動を決定していけば何とかなるレベル。
4人が4人とも、一人で出来ることが少ない反面、得意不得意がしっかり分けられているので、
適材適所を発見していくのが面白い!
+自作戦闘アニメもカコイイw ギガとかかなり反則臭いw
自分的には、巨大・等身大含めて過去最高の戦闘バランス的かも知れません
2話
魔物に対抗するため、自警団が強化されるお話。
シュウ、カイ、ウォレスは勿論、よそ者のティアも村に馴染んでいるようだ。
間にサブイベントを挟んだり、フリーバトルをしたりしているので、
相対的に1話の分量が濃いように感じるせいか、展開早ッ、とか思うことは殆どなかった。
演出・文章力が高い証拠だと思います。
自警団が徐々に構成されていった矢先、メインの4人が調査に出ている間に、村が襲撃を受けることに。
魔・王・登・場
まさかの登場ッ! つーか魔王、強!? 色々と隙がないんですけど!?
武器作成に手間取り、有効属性武器がカイの拳しかなかったので、必然的に大ダメージを与えるのは彼の役目に。
…なのですが、ホントちゃんと考えられてるな~って思うのが、キャラの特性を理解すれば何とかなるという点。
高回避のシュウ、重装甲のカイは勿論、ティアも狙撃を使えばステルス攻撃で、ウォレスは広域サポートと鼓舞で援護しつつ、気力がたまった時点で必殺技を叩き込めると打つ手が残ってるんですね。
フリーバトルで練習やっておいてよかったぜ!
HPに余裕が出てきた時点でティアのギガで大きく削り、カイのイグニッション、Wアタックコンボで終了。
ふー、やれやれだぜ。
しかし壊滅的…とは行かなくても、相当の被害を被ってしまったシュウの故郷。
でもミニスは何とか助かりました。流石は白馬の王子さま、年季の違いを見せ付けてくれたぜっ!
「馬鹿、何を言ってやがる。;ぶん殴られたいのか!?」
っていうカイのセリフにはグッ、ときましたが(T T)
その後、今後の方針をどうするか悩んで終了。+王都に少し不満が出てきた予感。
常に下々の目線なので、王都がどんなところかが読み取れませんが、今のところマイナスオーラがプンプン。
恐らく、ティアも何か関係しているんでしょうねー。
ここまで
導入部ということもあり、設定に関して深い考察は出来ないのですが、演出・セリフ回りのレベルが半端なく高いため、スラスラ読み進めてしまいます。
良く良く考えると、2話で魔王登場という急展開もあるけれど、
丁寧かつ余分な表現のないテキスト力のお陰で、置き去りになった感は殆ど無かったです。
やはり文章力っていうのはシナリオ全てのベースになるんですねぇ。
上下会話インクルードもこの手のインクルの中ではストレス無く操作できるし、スキンも合わせてシナリオ全体を包む「暗い」雰囲気の演出にも成功してます。
恐らく「Life」という作品を表現するには、ただのTalk文よりもこちらの方が効果的です。
またキャラの描写の仕方も、上手いと思います。
例えば、主人公のシュウは特殊な力が備わっているわけでもなく、またこの時点でヒーローじみた信念があるわけでもない。
場に流されやすいっていう人間臭さを持ちながら、けれども困ってる人を助けたい、って想いが伝わってくる。
友人のカイ曰く、「お人よし」。それがシュウの弱さであり、魅力であり、強さなのだと実感できます。
他にも、ティアの忍耐強さや、ウォレスの責任感、カイの不器用な優しさなども、
セリフの端々から読み取れちゃうのが凄い。
戦闘能力も全員一長一短なので、個性づけに一役買ってます。
キャラはとりあえずティアにロックオン! 戦闘力もヒロイン力もオーラが出てますぜw
難点を挙げるとすれば、武器生成…というか素材作成が厄介すぎることでしょうか?
狙った素材を作りたいんだけど、ノーマル一種、属性武器3種となると…ちと用意できませんorz
もうちょっと欲しい素材を作りやすければ…と思うボクがヘタレなのは分かってます;
ともかく構成力・文章力ともに高く、続きをめっちゃ期待しちゃいたい作品です。
早速3話からプレイしてきます~。それでは