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14日にはくすをくれた方、ありがとうございますっ!
☆レスここまで
SRCシナリオ感想 -『スーパーロボット大戦TBBS 』 プロローグ7話まで -
すげえ版権シナリオが出てきた…! 遂に出てきた!!
紅蓮の桜さんが送る、勇者系メインのSRWシナリオ。
名作ブレイガードの雰囲気を踏襲しつつ、まだ未開の拡大戦闘アニメに挑戦するという意欲あふれる作品です。
ちなみにレビュー前に自分の知っている作品ですが…
・SRWシリーズ…OG系は全網羅。Z、ヒーロー戦機は未プレイ
・グレイトバトル…4のみプレイ。
・勇者シリーズ…エクスカイザーとジェイデッカーとガガガのみ。
・オリジナル…言わずもがなw
・ゴーダンナー…スクコマ2ndでかじったのみ
後は未見とこんな感じです(汗
#- 一話
出だしはPS2版OG2のあのシーンから。
しかし初ではZ未プレイな自分でも知ってるほど有名なあのおっさんになっていますw
ちなみにAで有名なあのセリフの『世界』が『宇宙』へと変更されていますね。
恐らく意図してなのでしょうが……
人形劇や演出のレベルは総じて高く、大地が崩壊していく様の表現の仕方などが秀逸です。地形データのこんな使い方があったとは…!
その後は地球から脱出する艦艇の場面へ。登場作品が分からないのが難点なのですが……
こ、これは……拡大戦闘アニメ!?
すげぇ、これはすげぇ! 何が凄いかというと、全武器にアニメが指定されている。
……敵にまで(汗
何とか敵を撃退するものの、また新しい敵が現れて……
……みたいな形で物語りは、こちら側の宇宙へ。
OGを髣髴とさせる王道の流れだ!!
#- 二話
舞台は移って『こちら側』の宇宙へ。
さらにさかのぼること5年前、謎の敵を迎撃する教導隊ですが……
ゴ、ゴオちんが教導隊に所属している!?
残りに零式が確認されているのでゼンガーとゴオが同じ部隊か……テンペスト少佐よりもそれっぽいッ!!
で、現在に移るのですが、ゴオの愛車がエクスカイザーになっているとは…!
元々保護者気質のあるエクスカイザーがゴオの相棒で宇宙の解説約で勿論勇者でと…配役が上手すぎる!
さらにダンナーベースにはティガのチームが所属。
原作は未見ですが、このアニメ調の特撮アイコンのクオリティがマジで高いです。
ブレイガードと似てるようでまた違ったテイストで……流石は高レベル作者様だということを実感できます。
その他はゴーダンナーの初回を学校~結婚式までなぞらえており、誓いの言葉が交わされるところで……出てきたのはなんと怪獣。
こういうクロスの仕方もあったか…!
というわけでダンナーベースからも戦闘隊が駆けつけますが、Gガンナーの代わりにキングエクスカイザーなので頼りになりまくりです。
当然ツインドライブ化していないゴーダンナーよりも強し!
……ちなみにツインドライブと聞くと某俺がガンダムを思い出すのは私だけではないはず。
何とか怪獣を撃破すると、今度の敵はインベーダ。前回も出てきましたが、『リーケン』とはまた聞いたことの無いザコキャラですね。
さらにその奥に親分の愛機登場。ドット絵がすげぇクオリティだ!
ここに至るまでゴーダンナー赤青、キングエクスカイザー、零式、
さらにはオクサーやティガのサポートユニットに至るまで、ほぼ全てのユニットがドット絵で拡大化されているのに呆然。
多分オクサー、このダンナーオンの演出のためだけにドットを打ったのではないでしょうか…
何て情熱なんだ……!!
ゴーダンナー第一話どおり、ゴーダンナーTDのソウルブレイカーで零式を破壊して締め!!
おそらく版権系最高峰の合体演出も相まって、最高に熱いプロローグです!
なお、零式から出てきたのはあの人でした。見てえ……彼女が斬艦刀を振るうアニメが見てえ…!!
#- 3話
ジェットマンの話。
未見なのでどういう流れかは知りませんでしたが、未見な人にも優しいのがTBBS仕様。
どうやらバードニックウェーブなるエネルギーを浴びた人間が、鳥人ジェットマンへと変異し、
それの開発を軌道上のアースシップで行っているとの話らしいです。
間にDCのビアン博士を挟むところが上手い。ちなみにビアン博士、この世界だとαシリーズみたいに味方なのでしょうか。
なお、相変もわらず、特撮アイコンが秀逸です。
とはいえ今回はジェットマンが戦うわけではありません。
ゲシュペンストVSレストレイルというスーパー第4次仕様なのです!
リエさんがハンパ無く強いのでさしたる苦戦も無く戦闘は終了。
託された主人公・竜が無念と決意を新たにし…みたいなシーンで終了します。
人間系の敵がバイラスみたいですね。
#- 4話
ティガ復活の回。
宇宙から贈られたメッセージを元に、怪獣に対抗するためティガを復活させろという話が出ます。
贈り主はなんとGGGのカイン、さらに通訳はエクスカイザーだ!
作者氏、本当にエクスカイザーの使い方が上手い・・
どうでもいいですが、DC兵にまで『ゴオちん』言われるゴオちんが素敵だw
調査はエクスカイザーと影丸リーダーとティガチームで行われます。
原作イベントを忠実に再現した後はティガの復活イベント→怪獣二体をフルボッコです。
人形劇イベントやらテキストやらをふんだんに駆使してのウルトラマン再現は見事。
勿論、最後のデュワ! も忠実に再現w
余談ですが、ウルトラマンはともかく、怪獣までドット絵が指定されているとは思わなかった…!
つーか、ここに来てまで各キャラに全身ドット絵が無かったことがないような気がします。
多少なりともアイコンをかじったことのある身、この数を揃えるのはハンパな気持ちじゃ出来ません。
……特に敵とかorz
#- 5話
ダイガードの回。
原作未見ですが、どうやらこちらはヘクトなんたらという怪獣を想定した民間の企業のらしいです。
その為の製品が『ダイガード』。
が、その怪獣も12年前に一度現れたきりでダイガードは無用物扱いで、売り上げ向上の為の客寄せに使われたりしています。
そんなところに現れたのが、教導隊のギリアム。
ということは、トロンベの人は間違いなくいますねw
戦闘パートは襲撃してきたインベーダを排除するところからスタート。
ギリアムのは黒いゲシュペンストMk-1ですが、何というか、武装が見た事もないのがずらり。
もしや、これがヒーロー戦記も宜しく、というヤツなのでしょうか? 流石は壁際のいぶし銀だ!
しかし増援には12年ぶりのまさかのヘクトなんたら登場。
ビーム無効化という第2次第3次ばりの特殊能力の為ゲシュペンストは苦戦
そんなときに現れたのが、ダイガードだ!
……作業用+αの能力しかないあたりが、予算を切られた民間企業の悲しいところか…!
サイコサーベルとナックルがCT出るまで頑張って何とか撃退成功。
なお、この話では嬉しい勇者なゲストキャラが登場してくれますw
#- 6話
ジェイデッカーな話。
うわ、久しぶりだな、ジェイデッカー! タイムリーで見ていた自分は感涙物ですよ!
記憶がほとんど風化しているのが残念ですが、とりあえず、昔白バイロボの玩具が欲しくて欲しくてしょうがなかった覚えがあります。
プロローグは勇太とデッカードの会話から。そういえば忍び込んでいたっけ。
穴に落ちる演出とかやっぱりレベルが高いなぁ、と思いつつ原作一話を消化していくデッカード。
赴任式で敵が出てきますが、宇宙海賊が敵だったっけ? と思いきや、エクスカイザーの敵キャラだった!
そうだ、ヤツラものに乗り移って変形するんだった!
と思っていたら、何か橋のロボットまで増えやがった。ドット絵つきで。
ドット絵にはドット絵だと言わんばかりに合体して立ち向かうジェイデッカー。
うお、これまたドット絵のクオリティが高ぇ…!
そんなところに現れたのが、嬉しい増援、キングエクスカイザー。
キター! 勇者コラボキター!!
2話ではゴウの相棒、4話では通訳だったエクスカイザー、今回は新米ジェイデッカーの頼れる先輩だ!
戦闘終了後の颯爽とした退場の仕方もGJ。
作者氏、本当にエクスカイザーの使い方が(ry
……こういうのをアニメ化してもらえないものでしょうかねぇ…?
クリアイベントは勇太がデッカードの直属の上司になって終了。
やっぱり勇者はいい……!!
#- 7話
話は戻って、『あちら側』の宇宙。まさかここで戻るとは思わなかった…!!
最初は滅んだ星は地球だと思っていたのですが、どうやらバルマーの母星だったようです。
何かバランとか渋いヤツが出てきたな、と思ったらまさかのバルマー味方なうえに、ロアとドランの登場でかなりビビリました。
黄金勇者ゴルドラン、名前だけは知っていますよ。ほら、アカ○キがデザインパクッた事で有名なアレですからね。
さて戦闘ではロアのガルーダとスカイゴルドランと邪気銃とかいうフロンティアキャラともう一体勇者系と思われるキャラが出撃
そして当たり前のごとく全身ドット絵が搭載。
一方、敵キャラにはグレイターキンにキャプテンなんたらにレオンカイザー、新たに怪獣系も加わります。
そして当たり前のごとく全身ドット絵が搭載。
もうここまで来ると、ちょっと第3次とかEXとか携帯SRWみたいな、SRCとは別エンジンの商用モノな感じがしてきました(汗
戦闘はプロローグ最後だということで、若干難易度は上昇。
一度ロアがフォトンビームで落とされてQLしましたが、HP調整に気をつければ何とかなりそうです。
ゴルドラン強いよゴルドラン。疾風迅雷切りのアニメもカッコイイ!
そして戦闘終了後は並行世界、レイアースのある宇宙へと飛び立つ事になるロア達。
が、敵もそれは見抜いていて阻止する為に追撃してきます。
そんな彼らの前に現れたのは……げぇ、コイツラ、アレじゃないか!!
目のあるV2とかライダーとか兄貴肌なパワードとか…コイツラがSRWに参戦とな!? 全員頭にBFとか付いてるし!
でもゴルドランがキツい相手に生身で戦うにはちょっと荷が勝つんじゃ? と思っていたのですが……
………
ちょ、ええ!? ちょ、ちょ、ええッ!!?
何だコレ!? ち、ちゃんと合体前のパーツが変形するところから演出が入って……
ちょ、ちょ、ええッ!!?
大張版じゃ無いよコレッ!?
すげえ! コンパチカイザーの曲で鳥肌たったの初めてだ!!
テロップの使い方まで最高すぎる!
アドレナリンの分泌量がOG外伝のコンパチ出撃なんか目じゃねえ!!
画面の前で太ももバンバン叩きながらSRCをプレイしたのって初めてですよ!!
ち、ちょっと落ち着きましょう……(汗
………
すげえ! 何だコレ、すげえ!!
そんな感じで7話終了です(最悪レビュー
#- インターミッション
あ、ちょっと左太ももが赤くなってる…(汗
#- ここまでのまとめ
勇者作品をメインに置きつつ、特撮系やSRW系を混ぜるという斬新なSRWシナリオでした。
しかしヒーロー路線なのに大味になることは無く、切れの良い会話にバランスの良い戦闘、
そして恐らくは現段階の版権巨大最高峰クオリティの演出など、熟練の技が見て取れます。
まず会話ですが、ブレイガードの時と違い、一作品じゃないから日常会話などを細かくは表現出来ないだろうと踏んでいたのですが、
勇者を表現するには必須の日常風景を、描写不足にならず冗長にならず、と絶妙なバランスで配置、
しかもその中でクロスオーバーと世界観の説明を入れていたりします。
また配役も見事で、例えばエクスカイザー、序盤解説役に配置したかと思えば中盤ではジェイデッカーの先輩役に起用したり、SRW系列のキャラクターがシナリオ潤滑油になったりとキャラを立てつつ整合性を取っています。
後、OG系列の流れとグレイトバトルをリンクさせて『並行世界』の説得力を上げるとかも、相当考えられてると思いました。
無限のフロンティアをプレイしたことがあるのなら、余計に『なるほど!』と思えるのかもしれませんが、未プレイな自分が悔やまれます。
次に戦闘ですが、水準以上のバランスに、目玉となる拡大戦闘アニメが素晴らしいです!
最初は特定の技のみ拡大戦闘だと思っていたのですが、なんと全ての戦闘にアニメが指定されているのです。
一個や二個なら分かりますが、全ての戦闘アニメに指定なので、SRCとは別ゲーな錯覚までしそうなほど。
……ですが、その分だけドット絵の枚数が……(汗
一枚でもドット絵を書いた方なら分かるかと思いますが、これはとんでもない作業量です。
自分も背景や武器のドット画像は作ったことありますが、とにかくドット絵は時間がかかります。
ま、まぁでも、エクスカイザーとかゴーダンナーTDならまだ分かりますよ?
が、ザコ敵のドット絵まで揃えようなどと思う人はまず居ないでしょう。
この情熱がたまらねぇ……!!
ちなみにドット絵のクオリティも高く、サイズごとに大きさも分けられて書かれているのが素晴らしい。
個人的には構図、配色共にジェイデッカーが一番のお気に入りw
そして最後に演出ですが、これが拡大戦闘アニメ以上にクオリティが高いのです。
特に7話のコンパチカイザーイベントは、SFCのグレイトバトルをプレイした人ならば必見!!
マジで『アレ』が見れるのです!
恐らく頭の中でコマンド入力式のあの対決が始まった人は自分だけではないはず!
とにかくコレは凄ぇ版権系が出てきた! の一言ですね。
今のところ不備な点とかは……余り見当たりません。
強いて言えば終了処理くらいですが、まあアレは蛇足で本編とは何も関係ないですし(汗
SRWや勇者が好きな人は勿論、ライターをやってみたいと思う人は一度見てみることをオススメします。
プロローグとは言え7話分で、自分はとんでもない衝撃を受けた気分です。
今はもう、真ッさらな新人として出直したい気分です。
取り扱い作品が多い上にドット絵を揃えるなど、製作は困難を極めるでしょうが、
是非とも完結まで頑張っていただきたいと強く思う作品ですっ