[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
版権がやりたくなってきたので、感想を~
-『スパロボMI(仮) 』 11話まで - 感想
…(仮)は突っ込んじゃいけないところなんでしょうね、やっぱり
mi37さんの贈る、超オーソドックスSRWシナリオ。
11話までで知っている作品は……
・X、ブレン:スパロボ知識のみ
・キングゲイナー:ACE3の知識のみ
・マイトガイン:勇者は王様しか見たこと無いのですよ
とかなり際どい状態でしたが、これがどうして、面白いです。
ちなみにデモベは全ルートクリア済みで続編までやってる始末なので、早くそこまで行きたい…!
1~6話
通してXの話です。まさか2話もガロード加入前の話だとは思いませんでしたが……
話は記憶喪失の主人公が突然現れ、右も左も分からない主人公がロアビィとウィッツに拾われるというスタート。
唯一の手がかりは『ルイス=アス』という自分の名前だけ。
アロウズのハレヴィ准尉を思い出すのは自分だけではないはず。
原作再現がすごく丁寧で、かつ、ガロードを登場させる前に主人公にスポットを当てるのが正統派だと思いました。
で、基本主人公・ルイスの視点で進むのですが、記憶喪失の主人公が少しずつ知識を吸収しながら版権キャラに触れていくという王道手法で会話が読みやすいです。
というか、この主人公が目立ちすぎず、退きすぎず、くどくないのに味があると自分的に大当たりでした。
多分、それが物語を楽しめる要素になっているんだと思います。
7話~10話
キングゲイナーとブレンが加入します。とは言ってもブレンはヒメブレンのみで、原作は実質Xとゲイナーのみで進みます。
そのゲイナーもヤッサバ撃退まで、Xもノモア市長イベントまでなので、1話にかける原作描写はすごく丁寧と感じました。
……しかしこのペースだと凄い話数になりますが、作者氏、大丈夫なのでしょうか…?
ゲイナーにNT対策のゲームを教わるとか、ノモア市長が部長でディアナがそんなに好きな人だったりとかは見所です。
後、『ラベンダー』に反応を見せる主人公も要チェック。
しかし分かってはいたけど、ゲイナー強いなぁ……これで前期機体だもんなぁ(汗
11話
マイトガインのお話。原作は未見です。でも確か中の人は勇者王だった記憶が…?
はじめてのスーパーということで、心躍りました!特に合体演出はカットインつきで、これぞスーパーという感じですね!
欲を言えば、必殺技にもカットインを付けてほしかったかなぁ……
とはいえ、やはりスーパーは燃える。 はやくビッグオーやデモベにたどり着きたいものですー
……と、早く先を見たくなるあたりも、しっかりと組まれたSRWなんだなぁと思いました。
ここまでの強いユニット(超私見)
1位:キングゲイナー
避ける!当てる!の典型的なリアルユニットでありながら、遠近両用の戦闘が可能。
P武器も付いてて、ゲイナーの技量もハンパ無いのでCTも出まくり。
しかもこれでまだオーバーフリーズ無しってんだから、コイツは間違いなく買いでしょう!
2位:Xディバイダー
基本能力が高い&ハモニカ砲の性能はがアル系でもトップクラス。と、序盤機とは思えない仕様。
ガロードの能力も高いので、フロスト兄弟とか以外ならSP無しで余裕です。
3位:主人公機
基本は全て揃ってるけど器用貧乏、な機体。私見では空飛ぶゲシュペンスト(R)といった感じ。
だがその能力もキャラ付けに一役買ってるんだぜ。
そしてパンチ不足もフルドライブで一時的に補えるのも面白い。愛で補正かかってるとも言えなくも無いけど。
番外:マイトガイン
登場して間もないので、まだ未知数。序盤はスーパーが役立つだろうけど……キンゲがいるからなぁ( = =)
とはいえ、やはり魂はスーパーですよ、スぅ~パァ!!
良かったところ
●そつの無いストーリー展開
原作知識のあまりないキャラクターもしっかり伝わってきます。
文章に破綻もそれほど無く、スラスラ読めるのも好印象です。
●主人公のキャラクター
記憶喪失のため共感はしにくいのですが、行動理念が分かりやすく一貫性のある、真っ直ぐ系な主人公が好きです。
というか、今のところ一番好感を持っているのが主人公ルイスであるという始末。辞典が欲しいぜぇー。
実はオリ主人公が居て欲しいという、おかしな僕の波長と何かがピッタシあってしまいました。オリキャラって、いいよね!!
記憶を取り戻した後も、このキャラを貫き通して欲しいところですが……
●丁寧な原作再現
一話一話の原作再現が結構丁寧です。その話でメインとなる作品をサブ作品がカバーするなど、本家SRWスタイルを感じます。
その割りに低容量なのも凄いです。……見習わなければ…!
気になった点
●演出がやや淡白
昨今の強烈なヤツを見すぎているためか、(11話までの時点で)演出が淡白に感じました。
ただマイトガインは素直に燃えた。 動輪剣~割りにもカットインつけていいような気もしましたが…
●クロスオーバーが浅め
ガラっと変わるクロスオーバーは少なめです。その分1つ1つの作品の原作設定に忠実なのですが。
個人的にはEOWの、ザフトがバフラムだった、ディラドがインベーダだったくらいのクロスオーバーも欲しいかなと…
とはいえ、この本家SRWっぽい浅めのクロスオーバーも味になっているあたり、作者氏の狙い通りな感じです。
●ガンダムXに時間をかけすぎな気が…?
しなくもなくも無い。特に序盤6話はアナザーSRCを再プレイしているような錯覚に陥るほど。
この間にスパロボ一機くらい欲しかったかも…です。
ここを推したい!という点
●オーソドックスなSRW
会話の流れ、仲間の搬入、そして原作再現。これぞスパロボ!という作品であると感じました。
いやこれ、中々難しいと思うんですよ。原作という素材を壊してもいけないし、味付け無しでもいけないし……
後、仲間が加入していき、それを育てる面白さというのも原作そのままですね。つまり先をプレイしたくなる、とw
まとめ
何度も言い直しますが、オーソドックスなSRWです。世界観はXや∀が基準なので、荒廃系ですが11話の時点での進みは王道。
要所要所の演出は最低限で、やや淡白であると上でも書きましたが、それでもスラスラ読んでいけるのは構成力・文章力の表れだと思います。
原作再現が丁寧なのも、高評価です。まさか、ガロードやヒメやゲイナーの登場前まで詳しく描写するとは思わなんだ~
でもやっぱり主人公が好き。デモベチームと早く会話してくれないか……ってそこまで進めていかねば。
SRWやりたいぜ、って言う人には是非オススメだと思います。
余談
元々掲示板で進んでいたシナリオだったのですね。
うーん知らなかった……いや、公式に登録してくれて、ホント良かったです。