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『ガンダム無双2』
というトラバサミが足に引っかかって早2週間、外すことが出来なくて中々シナリオが進まないエルです、こんにちわ。
そういうわけで、新年一発目の感想を投下させてくださいー。
SRCシナリオ感想 -『Vanaheim』-
王道と混沌が入り混じるシナリオ。重厚な世界観がイイですね。
神楽鏡2号さんが主催して贈る、荒廃系世界観のリレーシナリオ。
リレーシナリオというのは初めてプレイしましたが、色々と予想もしない展開で面白いシナリオです。
世界観
今より何百年も後のお話。ある日突然浮かび上がった遺跡、カムイクッチから出た霧は世界の原生生物を凶暴化させてしまった。
凶暴化した動物は禍ツ神と呼ばれ、人類はこれに対抗するが、その圧倒的物量の前に次第に追い詰められ、遂には決死の大作戦まで敗れてしまった。
増える禍ツ神の被害に軍の弱体化と、混沌とした世界の中、主人公たちが希望の光となりうるのか…!
そんなお話です。
……ぶっちゃけ、こういう設定が作れる人が羨ましい(汗
プロローグ
これはいいプロローグっ!
黒背景とテキストのみという超シンプル構造ですが、テキストの構成の仕方が上手いので、世界観の理解と物語の引き込みが同時に出来ていると思います。
あと選曲も良い。勝手に参考にさせてもらいます~
1話
若干、というか相当妄想癖のある村の少女『獅子鳴梓』と、謎のブレイドアーマー乗り『鈴闘蘭』が運命の出会いを果たすお話。
……って、えぇー!? やっちゃたの!? やっちゃったのかい!?
荘厳なイメージのプロローグとは裏腹に、若干唐突……否、かなり混沌なシナリオな予感(汗
その後は突如襲ってきた禍ツ神の軍団を立ち直った闘蘭が退け、旧ドイツを目指すという展開にー。
2話
闘蘭の乗るブレイドアーマー、アイゼンシュナイダーの話をしていたところ、それを聞いた渡りの傭兵ヴォルフさんとニコラ君が仲間になるというお話。
1話が超破天荒構成だったのに対し、こちらは一気に堅実かつ熟練の構成になったなぁ…と感じましたが、自分ここでVanaheimがリレーシナリオだと言うことに気がつきました(ぉぃ
1話ごとに作者の味が変わるというのが、またリレーの醍醐味なんですねーっ
ともあれ、このシュナイダーシリーズというのが今後のキーワードになりそうだと判断。
新たに加わった機体はリアル系。特にショタのニコラ君のはオーソドックスさと極端さを併せ持つ面白い機体です。
……余談ですが、戦闘は敵が通常思考だったため、脆いヴォルフさんを町で篭城させてたら進入されて3回くらい全滅しましたorz
ここでアイゼンシュナイダーのランクを1上昇させる
3話
猟師の少年が、鯨のモンスターを仕留める話。序盤は本当に漁船で挑んだりするから凄いw
マッドサイエンティストのDr.マキシマの戦艦が加わり、立ち寄った町を助けなければーという展開ですが、
相変わらず進入されたらゲームオーバーの戦闘で、侵入されまくりの僕が居ましたorz
新たに加わった機体は満を持してのスーパー系。これまた鯨型に変形する機体で、燃費がかなり良いです。
しかし相手のくじらが空飛んでるので、最強技が叩き込めないのが痛い…!
なんとか熱血の遠距離武器を当てて撃破には成功しましたがー。
4話
なんたら博士の意志を継いだ軍人・アルが因縁の敵クライドに敗北を喫し、逃亡のすえたどり着いた町で女の子にまで追いかけられる話(語弊あり
ちなみにアルの性格は序盤のシン・アスカを2回りくらい知能下げた感じです。(超語弊あり
そんな彼の機体は、シュナイダーシリーズに勝るとも劣らなそうなヴェイゼルドライブを搭載した『ヴェイゼルギア』。
序盤はビミョーか……と思いきや何と2人乗りっ!? やばい、王道展開だけど、これいいw個人的にヒロインとの相乗りとかツボIN。
それと、この話からカムイ教という禍ツ神信仰集団が加わってきます。世界観といい何というか、ガンパレを思い出しますね。いい設定だと思います。
余談
この話のヒロイン、アルが偶然助けた町娘のリーゼ。
この子キャラが割かし強烈なので万人にオススメできる感じでは無いと思うのですが……ボクのスカウターは反応を示した!
しかし懸念されるのが、本来のヒロインであろう梓ちゃんのポジション。
ベクトルが同じ妄想娘なのに、キャラが強烈で弱燃えイベントが用意されており、かつ戦闘にまで参加するリーゼさんにパックんちょされてる感が無きにしも非ず…?
5話
そんな梓ちゃんの前に王子様が現れた! お話。
荒廃系世界観、かつアクの強いキャラが多い中で清涼剤的?ポジションを担当する好青年・聖人君の簡単な生い立ちとボーイミーツガールが見所のイベントです。
新ユニットはロードゼロは、バーストアーマーというまた新しい区分のユニット。SSサイズで剣とアンカーのみを武器に戦う実に男らしいユニットっ!
しかしライバルの登場によりやはり劣勢に。そんな彼の元に救援が……!
ガガガ、ガガガ、ガオガイガー、ままま、まさかのガオガイガー!
何と、勇者の方だったとは!イメージCVが8小隊のトップの人に変更されました。
……と書いてみたのですが、イベント事態は破天荒でもキャラ崩壊があるわけでもなく実に堅実、かつ燃えるイベントということで面白かったです。
あと、メカの発想が今までにないものだったので、斬新で良かったです。
聖人君にどれだけ乗っかれるか……で、梓ちゃんの今後の立ち位置が決まりそうな予感です。
余談
透過処理に失敗しているのか、カットイン時に聖人君に虫食いが起こっちゃってますorz。ちょっと勿体無かったなー、と……
インターバル
ここで気付いたのですが、Vanaheimって闘蘭と梓とシュナイダーシリーズを追いかけるシナリオじゃなかったんですね。
1話の流れやサイトトップを見る限り、てっきりこの2人を主軸にサブキャラが集まってくるものと思っていたのですが、新たに加わるのは全員が全員主役級という、もっとスパロボ寄りのシナリオだったとは。
というわけで、当方もリーゼさんを追いかけるレビューになるかと思います。
6話
突然襲ってきた敵に囲まれた一行が、突然助けられ、そのまま敵の巣に突入するというお話。
今回の新キャラは大柳武臣元中佐。豪快、の一言に尽きるキャラクターです。劣悪な機体性能を超人的な腕前で補う、スパロボOGで言うところのカイ教官みたいな人と推測。ガン、ダーラッ!
なおボスのHPが滅茶苦茶高かったのでビビリましたが、怒りの大柳ショットガンを筆頭に、ロードブレイバーやシュナイダー、ヴェイゼルギア、トドメの熱血レイガーとこの時点で以外にもダメージを取れることが判明。
今のところ、一番威力が高いのは熱血除けばヴェイゼルギアな感じですね。
巣という存在が出てきたり、カムイ教の横槍があったり、愚連隊の皆様が全滅したりと1話の中で目まぐるしく展開が変動するのですが、フツーに読めてしまうのは、素が丁寧な作りだからなのでしょうか。
なお、今回からマスケ=ヴァイゼという謎のキャラクターが出てきます。彼(?)が今後のキーマンになる予感で一杯です。
7話
ひょんなこと(不注意による軍艦同士の衝突事故)から、シャルティエ基地に出頭することになった踏鞴法師一行。
道中、新キャラである志藤桃真少尉と同じく軍人のリィナのやり取りが行われるのですが、どうもリィナは何かしらの施設から逃げてきた過去があるようです。ふむー。
で、バンデラスなるやや独裁気質の大統領の謀略を受け艦を接収される一行。そんな混乱に乗じて現れるカムイ教団を撃退するお話。
個人的に、シナリオ全体の流れが丁寧かつ非常にスムーズで、分かりやすい作りだと思いました。
「:」をばら撒くのは製作難易度を上げる作業だと思っているのですが、その上で会話に引き込ませるテクニックはやはり地の文章力の高さだと思います。
効果音や人形劇を惜しげもなく仕込み、新キャラは勿論今まで出てきたキャラクターのほぼ全員にスポットを当ててるのも好感触。
若干漫才が多めなのが人によっては評価が分かれるところなのでしょうが、自分的には無問題。
むしろ桃真とリィナを表現するには必須だと思う……などなど、テクニックを勝手に使わせてもらおう 自分のツボにはピッタリの話でした。
新キャラは6話につづき量産ブレイドアーマーを駆る桃真と、バーストアーマーを操るリィナ。っていうか、リィナは完全にオーガンですw
集中忍耐をかけたリィナを筆頭に、気力の上がったヴェイゼルギアと澪牙を前面に出して楽々クリアー。
エピローグに出てきたマクダーレン中将もいい感じのキャラです。
そして軍に籍を置くことになった踏鞴法師一向が、激励を受け再び旧ドイツを目指すところで終了。
インターバル
というわけで、当方もリーゼさんとリィナさんを追いかけるレビューになるかと思います。
8話
ちょッwwアリエナスッwwww
今までのVanaheimの世界観を根底から覆した1話。いや、確かにスパロボってこんな展開ですけど……
話の展開的には……
現在の世界が確立される要因となった遺跡とは、全く別の世界的脅威、ポ・ドクラスガ帝国。
そしてそれを倒すために現れた、正義のヒーロー。
決死の戦いの末、平和は訪れたに見えたが魔の手は滅んでいたわけではなかった。
500年の時を経て復活する脅威に、挑むは正義の意志を受け継いだ3人の戦士!
超☆合体戦士! サプライザーV!!
……その発想は無かった……!
ユニット的には3人乗りで非常に強力です。陸上戦・移動戦・ザコ戦で強いサプライザー2に、水中戦・ボス戦で威力を発揮するサプライザー3。若干1が割を食ってるような気がしなくもなくも無い。
あまりのインパクトに隠れてしまいがちですが、聖人君とライバルのやり取りも重要な点だと思いました。
戦果
リーゼさんが幸運を覚えました。おいぃ? お前はそんな強いのにボスキラー役まで持っていくのか?
9話
5話で勇者、7話でオーガン、8話でダイナミックプロという流れからしてそろそろガイナックスかと思いきや、ラーゼフォンでした。
一応人類側で製作されたことになってるようですが、その威力は持って知るべし。
まずい、そろそろシュナイダーシリーズが霞んで見えてきたorz
とはいえユニット的には性能を全発揮できていないのか、植物怪獣相手にやや苦戦気味。
というか、このMAPだと河太郎が強すぎる。文字通り水を得た魚……もとい鯨。
ちなみに1はすぐさま3に変形して耐える仕様になります。
今回もメインが強烈なので隠れ気味ですが、この話の見所は聖人君とアルの弱確執&互いに意識、という点じゃないのでしょうか?
10話
ついに到着した旧ドイツ。今回はアルが主人公です
……が、リーゼさんがおろされてしまいました。ちくしょー!
代わりに入ってきたのがルシールことルーシーさん。能面笑顔の裏に一物も二物もありそうな、例に漏れなく濃厚キャラ。
そんなルーシーさんを後につけて、いよいよクライドとの戦闘へ。
敵には量産型のメガBAとか出てきましたが、ぶっちゃけサプライザー2を当てておけば何とかなるレベル。というか2が強すぎて1がいらねえorz
しかし、クライドが強いので単機無双は出来ない難易度。横にもう一体ボスがいたけど、男だったらクライド狙い(御幣あり
ちなみに新キャラ・ルーシーのSPは若干微妙。ひらめき・幸運がないのでリーゼより一回り下がる感じ。
恐らく挑発がその真価を発揮するのでしょうが、一製作者としてこのSPだけは出来れば使いたくありません。
挑発するんじゃあない! ドイツ軍人は挑発しない!
ヴェイゼルギア、サプライザー3、ロードブレイバーというゴツイユニットを当てても落ちないクライドを、幸運持ちのニコラ君がCT発動で横からかっさらって戦闘終了。
しかしエピローグでは戦力の差にひれ伏す一行。
クライドをどげんかせんといかんと、みんなに力を貸してくれと言うアル。
若干映画版ジャイアンみたいな流れですが、ようやく主人公らしくなって一安心。
というか、現時点ではどうしてもアルが主人公にしか見えない。次点は聖人君。
あと個人的意見ですが、この2人の確執と和解はもうちっと引き延ばして欲しかったかも
戦果
リィナさんがトドメをさせない。硬すぎるんだよ、量産型スーパー敵。削るだけじゃレベルがあがらないだろうがよ(泣
更新分、ここまで
現段階での超私見、強いユニット
○1位:ヴェイゼルギア
ユニット性能自体は他とそこまで大差ないけど、
ややスーパーよりグレーでありながらアルの能力の高さで高命中率を確保できる、EN回復が付いている、高火力でボスキラーも出来るなど高水準。
また2人乗りでSPに現時点でも穴が無く、加速を使っての突撃、ひらめきで削り、必中+幸運でのとどめ役など選択肢が広いです。
○2位:サプライザー
インパクトもさることながら、その能力も高いスーパーヒーロー。登場時期がちょっと遅めだけど、十分1位を狙える素養と思います。
オープンゲットとビジョンの両方が使える2、最強装甲と格闘武器を持つ3の使い分けが出来、3人分のSPがありととても強力。腑に落ちないぜ……パイロットの大勝利。
若干1の使い道に困る感がありますが、これはキャラ付け&後期機体への伏線と見ております。
後、カットインかっこいいよ、カットインw
○3位:アイゼンシュナイダー、ロードブレイバー
前者は最初から使える高火力ユニット、後者は避けて当てれるスーパーユニットということで抜粋。
シュナイダーの方は高性能レーダーをつけての3P武器をメインに突撃槍を務めています。一度だけ出来るカウンターの入れどころが鍵みたいですね。
ロードブレイバーは概ね空からの攻撃を任せています。一人乗りですがSPに隙が無く、この性能で援護持ちという破格さ。
ボスによっては最大ダメを叩き出せる最強武器も魅力です。
○次点:ガルムファング、澪牙
局地的に強いユニット。状況次第では上の人たちを越える強さを発揮します。
ニコラは回避力にまかせた突撃&削り役、また状況次第では幸運でのとどめ役も担当
河太郎は海では負けません。サプライザー3にだって負けません。熱血が最初から使えるのも強いです。
○生命線:ヴォルフさん
衛生兵担当。状況によっては超CT率での母艦狙いユニットの撃墜も担当。
反撃戦法主体の自分は、何度彼に命を救われたか分かりません。
良かったところ
●重厚な世界観
ありきたりのように見えて、かなり細部まで考えてある設定が素敵です。
根幹がしっかりしているためか、話に引き込まれやすかったです。
●書き分けられているキャラクター
先にも書いたとおり、全員が全員主役級のシナリオですが、それほどキャラが被っていないのも好印象です。
逆に、その中で被ってしまうとちょっと……なのですが、所感は下記にて
●味方を育てる面白み
実はオリSRW系シナリオだったので、増えていく仲間や育成方針の決定など、本家に通ずる面白みがあります。
気になった点
●不遇キャラクターが…
いるようなきがする。個人的に、ゲッターの1号機。
チームの中では2の忍者が濃すぎるし、性能では他形態に負けるし、空からの攻撃は聖人君が居る。
また女の子好き設定は桃真と被るし、ガキンちょ路線では斜め上を行くアルが居るし、劇画熱血道ではアニキな博士が超えられない。
そして空気になりたくても、空気ポジは梓ちゃんで鉄板と、やや行き場がないような……?
どうにも腑に落ちないぜ……パイロットの大勝利。
今後はサプライザーヒロインとの絡みが肝になりそうですね。
……で、本題のヴォルフさん。スポットが少なすぎるような……(汗
●Talk文の使い方に差が出る
シナリオをまたいで文章が読みにくくなる時があります。
ストーリー自体が面白いだけに、勿体無いかなーとか(リレーシナリオを根本から否定するような発言
とはいえ、これも一つの味なのは間違いないですねw
ここを推したい!という点
●リレーシナリオならではの、毎回変わるシナリオテイスト
リレーシナリオ初プレイの自分としては、斬新で面白かったです。
クオリティにもバラツキが出てしまうのですが、そこがまた面白いと思います。
まとめ
荒廃系世界観シナリオですが、笑いあり泣き所ありのシナリオで、混沌としているものの、スジはしっかり王道していて面白いです。
現在ふろしきが広がっている最中ですので、どのあたりから収束に向かうのかも楽しみですね~
しかし、前回の更新が2ヶ月くらい前ですが……更新停止とかないですよね?
余談
リドミに書いてあった特殊弾が未だに作れないんだけど、仕様なんでしょうか……?